年に数回、新聞に載ってる公示地価っていったい何なの?
3月22日に公示地価が発表されました。
こんにちは。本日は公示地価についてお話しさせていただきます!
2023年の総括は新型コロナウイルス禍からの回復基調が顕著、全用途の全国平均が
前年比プラス1.6%で2年連続上昇。(地価評価は住宅地、商業地、工業地などに部類分けされます)
ちなみに、我らが古賀市の地価上昇率は、プラス9.2%、なんと福岡都市圏の中では、
この数字……最も高い数値(どうしちゃったの古賀市!)
西日本新聞によると、”古賀市は近隣市町よりも割安”
(これはおそらく福津・新宮と比べられちゃってる??)
都心へのアクセスに優れたJR駅周辺が上昇⤴︎をけん引している。
(快速列車は停車するし、古賀インターのことも若干含まれてる?
古賀駅周辺だけでなく、住宅街は軒並み土地値が上ったなーと日々の仕事でも感じているよ)
そもそも公示地価って何なの?
はい!簡単にその概要と主旨を説明させていただきます
あっその前に一応…福岡市の住宅地価の
最高価格は、大濠1丁目で97万円/m²(1坪320万円) (41年連続トップで、昨年比で11.5%上昇⤴︎)
全国の最高価格地点は銀座4丁目、中央通り沿 いの「山野楽器銀座本店」1坪あたり1億7,700万円
(ここまでくるとエグい。実勢価格(実際に取引が成立する価格)となると、もっと高い値がつくと思います。もう、想像できーん!)
脱線しました。では公示地価って何?に移りますね
公示地価とは、国土交通省が年に1回(3月中旬)に公表する、その年1月1日時点の土地価格です
今年の対象地点は26,000箇所。全国の住宅地、商業地、工業地などです。1箇所につき、2人以上の不動産鑑定士が鑑定評価をし、その結果を国交省の土地鑑定委員会が審査し決定されます。
固定資産税評価の目安になります。実際の取引でもバロメーター(基準値)として採用している不動産会社は多いと思います。
しかし、あくまで基準値としてです。実際の価格査定には、取引事例比較法が多く用いられます。近隣の不動産取引成約事例を基準とし、その上で各不動産の個 別要素、例えば、間口の長さ(道路接続部分の敷地一辺の長さ)、間口方位、前面道路の幅員、道路 付き、小中学校や駅、スーパーが近い、その他諸々の個性により、不動産価格がプラスとなったり、 マイナスとなったりする方式。また、住宅や付随する建物も査定評価対象となる場合は、合わせて原価法も用います。それはまた別の機会に。
相続税算出の際、軽減前の相続した不動産評価額は何が目安にされているの?
それは路線価です。公表団体は国税庁です。年に1回(7月初旬)に公表されます。公示地価と同じく、その年の1月11日時点の価格です。
事例、鑑定士による鑑定評価額、および有識者の意見などから精査・算出されています。調査地点箇所の数は約32万地点、公示地価の約15倍となっております。”路線価”でネット検索すると国税庁のホームページから閲覧することができます。その際、「我が家の前面道路には路線価が載っていない!」というパターンもあります。その場合は、倍率方式での計算となります。毎年送られてきます、納税通知書の固定資産税評価額に国が定めた倍率を掛けて、評価額を計算します。倍率も国税庁のホームページで確認できます。”評価倍率を見る“をクリックです。古賀市役所の場合は、市税課092-942-1125にお尋ねされても良いと思います。みなさんお優しいです。←またまた脱線してしましました。
最後に…令和5年の古賀市内の公示地価(調査地点10箇所)を参考までに下記します。
(念の為、福津と新宮も)1坪あたりの価格もお知りになりたい方は、価格に3.3を乗じてください。
例) 古賀市中央付近にお住まいの方のケース 69.5 × 3.3 = 229,350円/坪
(あれ!?昨今の実勢価格より低いな)